「今回はここまでで」と言われた。
理由はスキル不足だと営業から聞いた。ただ、どの作業のどこが足りなかったのかは、最後まで具体的に降りてこなかった。
次は単価を下げて運用に戻る、という話になっている。
自分の何が足りなかったのかが分からないまま、次の現場が決まっていく。
分からないままにしておくと、次の面談で同じ質問に答えられません。あの現場で実際に何が起きていたのかを、簡単な5問で分けてみましょう。
案件が決まらないまま、どのくらい経ちましたか。
客先面談は、どこまで行きましたか。
前の案件で、一番長く時間を使っていたのはどれですか。
その案件でやっていた事を、今すぐ言葉で説明できますか。
思い出せたものだけ並べてみた結果は
監視は、そのまま書くと一行で終わります。鳴った後に何を見て何を決めていたかは、あのシートには入っていません。
監視・運用を担当し、1日あたり 件のアラートに対して一次切り分けを行っていた。ログとリソースの状況から影響範囲を確認し、復旧手順に該当するかを判断した上で二次対応へ引き継いでいる。
障害の発生時に、業務側と開発側の双方へ状況を伝える役割を持っていた。復旧の見込みと止まっている業務を整理して共有する事で、問い合わせの重複を 減らしている。
同じ種類のアラートが繰り返し出ていた為、過去の対応履歴を整理して手順書に反映した。一次対応にかかる時間を 短くしている。
テストは、人が作ったものを確認しただけに見えます。どこが危ないかを先に見つけていた事は、工程の欄には収まりません。
テスト工程を担当し、仕様書から観点を洗い出して 件のケースを作成していた。境界値と異常系の抜けを潰す事に時間を使い、実装の想定と仕様の食い違いを検出している。
検出した不具合について、再現手順と発生条件を整理して開発担当へ伝えていた。差し戻しのやり取りが減り、修正までの時間を 短くしている。
同じ箇所で不具合が繰り返し出ていた為、観点を追加してケースに組み込んだ。後工程での出戻りを 減らす事に繋がっている。
保守は、残るものが見えにくい仕事です。壊さずに直した回数は、シートのどこにも数字が入りません。
既存システムの保守と改修を担当し、 の規模のコードに対して影響範囲を追った上で修正方針を決めていた。既存の動作を壊さない形で反映している。
改修の依頼を受けた際に、要望の背景を確認して優先度を整理していた。急ぎではないものを切り分ける事で、重い依頼に の時間を割けるようにしている。
同じ原因の問い合わせが続いていた為、恒久対応を提案して反映した。同種の問い合わせを 減らしている。
詳細設計は、上流とも下流とも書けます。誰の判断を減らしていたかで、通る現場が変わります。
詳細設計を担当し、基本設計の内容を実装できる粒度まで落としていた。処理の分岐と異常時の扱いを明示し、 名の実装者が判断に迷う箇所を減らしている。
設計内容について、実装担当とレビューを重ねて認識を合わせていた。着手後の作り直しを 減らす事に繋がっている。
仕様の曖昧な箇所を一覧にして確認を取る手順を挟んだ。実装が始まってからの問い合わせを 減らしている。
設計まで入った期間は、書き残さないまま案件が終わります。決めた理由を覚えているのは、今のうちだけです。
基本設計と要件の整理を担当し、 の部門から出た要望を機能に落とし込んでいた。実現できる範囲と難しい箇所を切り分けた上で方式を決めている。
部門ごとに食い違っていた要望を整理し、優先順位を付けて合意を取っていた。後工程での仕様変更を 減らす事に繋がっている。
決まっていない事項を残課題として一覧化し、期日を付けて追う形にした。判断待ちで作業が止まる時間を 減らしている。
赤くなっている所は、4問の答えだけでは埋められない箇所です。何件で何時間だったかという数字は手元の記録にしかありません。
この三本のうちどれを先に置くか、応募先によって何を前に出すかは、相手が何を求めているかを見た上でないと決められません。
残りを埋められるのは誰か
数字は自分で出せますが、決められないのは残りの2つ。
どの経歴がどの現場で採用されているかは、毎日求人を扱っている転職エージェントが熟知しています。
そしてスキルシートが直ったとしても、面談で話すのは自分自身です。いくら現場で手を動かしていても、自分の経歴を人に説明する練習をする機会は、ほとんどありませんよね。
転職による中途採用になると、面接の練習が軽視されがちですが、これが採用されない大きな理由の1つになってるという事実は、見逃せないポイントです。
経験があるから「自分の言葉で話せば伝わる」と考えてしまうのは、落とし穴にハマってる可能性があるので、転職エージェントを使って面接対策も強化しましょう。
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